司法書士はなにをしてくれるの?

スーツを着た会社員のクレイアート

      2016/05/26

不動産売買取引において司法書士の存在は欠かせません。所有権移転、抵当権抹消など権利についての登記は司法書士さんにお任せすることになります。

権利の登記といっても具体的に何をしているのか少し詳しく確認してみましょう。

司法書士の仕事とは

司法書士とは国家資格である司法書士資格試験に合格した人たちです。合格率は3.8%と狭き門になっています。

司法書士の主な業務は登記、供託、裁判事務、成年後見業務などを行っています。不動産の売却行為において最も関係が深い業務は登記業務になります。

司法書士に依頼する登記

不動産を売却するにあったって司法書士が行う登記は次の2点が主な内容です。

所有権移転登記

抵当権抹消登記

不動産の売却時に行われる登記はこの2つがほとんどです。

所有権移転登記

売主から買主へ所有権を移転する登記です。契約が成立した時点で所有権移転の日が決定します。

よほどの例外でないかぎり所有権の移転日、登記の日付、代金の支払い日は同じ日になります。

所有権の移転登記がされていなくても法律上は所有権の移転日がくれば勝手に移転していることになります。

しかし、所有権移転がされていないと買主さんは第三者に対抗することができません。

つまり売主が本来の買主さんがまだ登記を行っていないことを知り、他の人に売ってその人が所有権移転登記を完了してしまったとします。

すると、本来の買主さんは自分のものだという主張ができなくなってしまうんです。

そんなことが無いように実際は残金の支払い日に司法書士が同席して、授受が行われたことを確認してから書類をもって登記所に向かいます。

所有権の移転、残金の受け渡し、登記を同日に行うことによって所有権の移転を完璧なものにするわけです。

抵当権抹消登記

売却物件に抵当権がついている場合、司法書士が抵当権の抹消登記を行います。

不動産を売却するときは抵当権を抹消してから売却するのが普通です。自己資金に余裕がある人は事前に資金を返済して抵当権を抹消することも可能です。

しかし、多くの場合は残金決済時のお金を利用して抵当権を抹消します。

抵当権が設定されている物件の決済では司法書士は金銭の授受を確認し、金融機関などから抵当権抹消書類を預かり、買主、売主からは所有権移転登記のための書類を預かり登記所に向かいます。

そして抵当権の抹消と所有権の移転登記を一緒に行います。

提出は同時ですが抵当権抹消をして所有権移転登記という順番になっています。

事前の確認も司法書士の仕事

司法書士は当日に行う登記だけが仕事じゃありません。登記を行う前に事前に確認しておくことがあります。

登記識別情報もしくは登記済証(権利証)があるか?

所有者本人で間違いないか?

所有権移転書類がそろっているか?

抵当権抹消において売主と金融機関が合意できているか?

金融機関の抵当権抹消書類が残金決済日までに手に入るか?

登記原因証明の準備

実印、印鑑証明の確認

登記事項の確認

といったことをしっかり確認して準備しています。そして、当日問題なく登記できるように準備をしてくれているんです。

まとめ

不動産の売却において司法書士さんは必要不可欠です。

所有権移転登記や抵当権抹消登記などを行ってくれます。

引き渡し日に向けて、所有権移転や抵当権抹消のための準備を進めてくれます。

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