中古マンションの売却をはじめたのに反応がないのはなぜ?

2016/05/26
仲介会社と媒介契約を結んで「さあ、販売開始!」となったにもかかわらず全く反応がないといったことがあります。
せっかく販売を開始したにもかかわらず、反応がないと不安になってしまうかもしれませんね。
そもそも、マンションの売却が実現するのはある程度の時間がかかります。
むしろ販売開始からすぐに売れてしまうような場合は、値付けが安すぎた可能性がありあまり良いことではありません。
あまり焦っても良いことはありませんので、どんと構えてお客さんを待ちましょう。
1,2か月も反応がないのは問題
必要以上に心配することはありませんが、1か月たっても反応が無いようだと少し問題かもしれません。仲介業者に連絡して実情を聞いてみたほうが良いでしょう。
物件の問い合わせが来ているのであれば、もう少し様子をみておきましょう。
問い合わせが来ていないのであれば、どこかに問題があります。といっても考えられる問題は2つしかありません。
問題その1、値段が高すぎる
マンションの販売価格が高すぎて、見込み客が問い合わせる気にもなっていない可能性があります。
マンションの販売価格を決めるのは仲介業者の意見を参考にして決定するのが一般的です。ただし売主の意向が強い場合は仲介業者は意向に沿った価格で販売を開始します。
売主が価格を決めると、愛着があるだけに市場相場よりも高くなりがちです。
もしマンション価格を売主の意向だけで決めてしまっているのだとしたら、市場価格と合致していない可能性があるので修正してみることをお勧めします。
「仲介業者が売れる値段を設定したんだ!」という方も当然いらっしゃると思います。
仲介業者が販売価格を高く設定するのは2つの理由があります。
1つは実際に同じような物件をその価格帯で売買した経験があるときです。仲介業者は同じような物件で販売した実績があれば強気の販売価格を進めてきます。
このケースでは仲介業者を信頼してもうしばらく待ってみるのが得策です。
もうひとつは自社で媒介を取るために高値で査定したケースです。
最初から安値で査定をすると他社に取られてしまう可能性があるので、高値で査定をしてとりあえず媒介契約を結びます。
販売を開始して反応が薄ければ売主に減額請求をしてくるというパターンです。
この2つの理由のどちらかを知るためには、直接聞くのが一番です。
「相場と比べて少し高いようですが、成約実績ってあるんですか?」と担当者にソフトに聞いてみましょう。「実績がある」のであればその物件を教えてもらいましょう。
2、仲介会社や担当者が問題
マンションを売却するためには仲介業者や担当者の力が絶対に必要です。個人ではなかなかマンションの宣伝活動などはできません。
だからこそ仲介業者に協力してもらって、成約したら高額な仲介手数料を払うわけです。
しかし、仲介を依頼した会社に問題があったり、担当者の力量が低いと販売に力を入れてくれません。
不動産屋といっても仲介業務で成り立っているのは大手のほかにはごくわずかです。多くの不動産屋は賃貸の管理料や自社の家賃収入で営業しています。
仲介が苦手な不動産屋でも仲介業務を受け付けているので、そういった会社に依頼してしまっていると、どれだけ適正な価格で販売していても反応が薄くなってしまいます。
また、担当者の質も重要です。相場もわからないような新人が担当者についてしまうと最悪です。
普通は上司がついて業務指導を行いますが不動産のことは半年や1年でどうにかなるものではありません。
やはり自分の物件を売るときには経験のある担当者についてもらいましょう。
問題が解決しないようなら仲介会社を変更しましょう。媒介契約は通常3か月程度なので更新せずに会社を変更しましょう。
良い仲介に出会うためには複数の仲介業者にあってみることです。売却案件に強い業者を探すなら一括査定サイトもおすすめすですので利用してみると良いでしょう。
まとめ
マンションの販売しているのに反応が悪いのは、販売価格が高すぎるか、仲介業者にン問題があるかのどちらかです。
値段が市場価格に比べて高いのであれば値下げを検討しましょう。
仲介業者に問題があるのであれば業者を変更しましょう。一括査定サイトを利用すれば売却案件に強い業者を簡単に見つけることができます。