離婚するので夫婦名義のマンションを売りたい

ぽつんとたたずむクレイアートの家

      2016/05/26

購入したときには考えもしなかった離婚によって、マンションを手放さなくてはいけないケースが増えています。

日本では3組に1組が離婚すると言われています。これは米国やフランスなどにつづき世界でも6番目に多い数だそうです。

離婚が増えれば、それが原因でのマンション売却が増えているのもうなずける話だと思います。

しかし、離婚によるマンション売却は必ずしもうまくいくとは限りません。とくにローンの残債があると非常に厄介になってきます。

ローン残債が無い

ローンを完済している所有マンションであれば売却して財産分与することができますし、名義を変えて夫婦のどちらかの所有にして離婚後に住むこともできます。

他で借金などをしてマンションに抵当権がついていない限り、離婚時に夫婦間で納得できる方法でマンションを処分することができます。

しかし、ローン残債が残っていると問題があります。何をするにも債権者である金融機関が絡んでくるためです。

ローン残債がある

共有名義のマンションを売却

上記のとおり共有名義でもローン残債がなければ売却は問題ありません。問題はローン残債が残っているケースです。

マンションの立地や条件が良く、売却したときにローンの残債分が払えるほど高く売れる物件なら問題はありません。

3,000万円の残債があったとして、4,000万円で売れてくれるケースですね。1,000万の利益分については財産分与に充てることができます。

しかし、その逆となると問題です。3,000万円の残債があるにもかかわらず2,000万円でしか売れないケースです。

この場合1,000万円のローン残が残ってしまうので基本的に債権者である銀行は抵当権を外してくれません。

抵当権がはずれない物件を購入してくれる人などいませんから、事実上マンションを売ることはできません。

抵当権を解除してもらうためには差額を一括で返済する必要がありますので、自己資金を使うか、新たなローンを組む必要があります。

自己資金や新たなローンを組むのが難しいときには任意売却といった方法も考えられます。

どちらかが住み続ける

離婚するからといって必ず売却する必要はありません。

共有名義のマンションにどちらかが住み続けるケースも少なくありません。ローンの支払いさえ続いていれば住み続けることに問題はありません。

ただし問題もあります。

共有名義だけど支払いは夫(妻)

共有名義だけど支払いはどちらかが一人で行っていた場合です。このときに支払いをしていた人が支払いを継続する約束でマンションを出ていくとします。

たとえば、夫側が支払いをしていて、妻側のみがマンションに残るといった場合ですね。

夫の支払いが続いている場合は問題ありませんが、途中で支払いが途切れると最悪マンションが競売にかけられてしまいます。

競売にかかってしまったら住んでいる妻はでていかなければいけません。

そのリスクを考えて夫婦間の合意で住み続けるのであればよいのですが、住み続けるほうはマンションを追い出されるリスクも考えておいたほうが良いでしょう。

まとめ

共有名義でも売却は可能です。ただし、ローン残債がある場合は差額を一括で返済する必要があります。

任意売却を考えるのであれば専門家に相談するのが一番です。離婚による任意売却相談も増えているのでそういった会社に相談してみましょう。

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