マンション売却の相場を調べる3つの方法

2016/05/27
マンションの相場を調べる方法
マンションを売却するときは、まず相場を調べるのが鉄則です。
何も知らない状況で不動産会社に販売を依頼してしまうと、相場より低い金額で査定されてしまいます。
査定額というのは仲介業者が販売開始をする値段です。そのため実際に査定額で売却できる保証はありません。
しかし、査定額が低いところに販売を依頼すれば、販売価格も安いままで開始されてしまいます。
不動産は少し間違うだけで50万、100万単位で損をしたり、得をしたりします。必ず事前に相場を調べておいて、必要以上に安く販売してしまわないように注意しておきましょう。
1、販売情報を調べる
まずは簡単に近隣の情報を調べてみましょう。ネットで検索すれば周辺の不動産情報が一目瞭然です。
『マンション』で検索すると、SUUMO(スーモ)、HOME'S(ホームズ)、アットホームといった不動産情報サイトがでてきます。
これらのサイトをつかって近隣に出されているマンションを検索してみましょう。
世帯数の大きいマンションであれば、同じような物件がでているかもしれません。
世帯数が少ないマンションでも間取りや築年数、駅徒歩などの条件が似ているような物件が販売されていないか考えてみましょう。
販売価格は基本的に少し高く設定されている可能性があります。
また、売れずに長い期間掲載されているような物件は値段が高いか、物件に問題があるかのどちらかです。
販売価格≒相場ぐらいのイメージで、査定額よりは高くなりがちということを覚えておくと良いでしょう。
2、成約情報を調べる
不動産の世界では『売れた値段が相場である』といった格言があります。
国が毎年発表している地価工事や路線価など相場を図ろうとする仕組みは沢山ありますが、リアルな情報を得るには成約価格を知るのが一番です。
日本にはレインズという不動産取引のデーターベースがあります。このデータベースには現在販売されている不動産情報に加えて、実際に成約した価格などの情報が記録されています。
そのため、レインズをみることができれば、成約価格が一目瞭然です。
しかし、このレインズのデータは登録している宅建業者でしか閲覧することができません。一般の人は見ることがでいないんです。
そこで、一般の人でも成約価格を調べられる方法を3つ紹介します。
1、レインズマーケットインフォメーション
レインズマーケットインフォメーションは先ほどのレインズが一般向けに公開しているデータです。マンションや戸建てなどの成約事例を調べることができます。
ただし、情報量が少なくマンション名などが分からないため、似たような物件を比較して参考にする程度のものになります。
3、土地総合情報システム
こちらは国土交通省が公表している不動産取引情報です。レインズマーケットインフォメーションと同じように細かいマンション名まではわかりません。
ただ比較的情報量が豊富で、最大過去2年間の成約事例を見ることができます。
駅徒歩や間取り、築年数、面積などが記載されているので、自分のマンションに似た物件を探して参考にすることができます。
2、マンションナビ
マンションナビさんが提供している取引事例データベースです。こちらは無料の会員登録が必要です。
会員登録時に自分のマンションを登録すると、自分のマンションや周辺のマンションの成約事例をみることができます。
マンションナビのデータにはマンション名が入っており具体的な場所を特定することができます。
これらの方法で成約価格をしることによって、生きた情報を得ることができます。ここまで調べれば不必要に安く売却してしまうこともないでしょう。
3、簡易査定をする
最後にやっておきたいのが簡易査定です。簡易査定は仲介業者に依頼して、机上で査定をしてもらうことです。
仲介業者であれば地図と間取り、面積があればだいたいの査定額を算出することができます。
毎日のように物件と向かい合っている彼らですので、今現在の相場をがっちりつかんでいます。
簡易査定に出すことによって周辺の販売価格や成約事例よりも密度のこい金額を導くことができます。
ただし簡易査定は複数の仲介業者に依頼することが大切です。
一社だけの査定では最初に書いたとおり不必要に安く販売されてしまう可能性があります。
一括査定サイトなどを利用してできるだけ高く売却できるようにしておきましょう。
まとめ
マンションの相場を調べる方法は3つあります。
周辺の販売価格を調べる。周辺の成約価格を調べる。簡易査定をうける。この3つを行えばかなり正確な相場をつかむことができます。
自分のマンションの正しい相場をチェックして、不必要に安く販売してしまうことが無いようにしておきましょう。