タワーマンションは将来いくらで売却できる?

高級タワーマンションのロビー

      2016/05/26

タワーマンションを購入するさい、そのタワーマンションが高く売れるかどうかは購入の動機のひとつになりますよね。

高く売却できることが確実ならば、安心して購入することができます。

しかし、はっきり言って将来の不動産の資産価値ほど不透明なものはありません。

ある程度のざっくりとした予想をたてることはできますが、20年後、30年後に確実にタワーマンションが高く売れるどうかは神のみぞ知る、といったところです。

今後のトレンド

平成28年度3月現在、マンション価格は上がり続けています。

不動産研究所の発表では資材や工事費の高騰も影響して、2016年の一戸あたりの平均価格が4,618万円となりました。これは観測開始以来の高値となっています。

ただし、供給量は鈍化しています。高値が影響するとともに消費が冷え込んでいるため需要が細くなってきているとの思惑があるためです。

2015年の供給戸数は78,089戸とここ10年をみてもリーマンショック翌年の2009年につづいて、2番目に低い供給量になっています。

このことから考えると、マンションの価格がほぼピークに近くなっていると考えられます。

ただし、東京ではオリンピックも控えております。また、中国の経済が鈍化しているとはいえ、都市圏の高級マンションは中国人の投資先としてまだまだ売れています。

当面、マンション価格は高値のまま推移することが考えられます。

しかし、多くの専門家が指摘するように、長くてもオリンピックまでが一つの目安となるでしょう。

オリンピック以降のトレンド

基本的に日本は人口減少のトレンドにありますので、不動産があまってきます。あまってくれば当然価格も落ちてきます。

これが日本の不動産市場の大きなトレンドです。そのなかで上昇したり、下降したりはありますが長期的には下落の方向しか考えられません。

今後も値段を維持できるマンションといえば、わかりやすいブランドがある地域だけでしょう。

渋谷、目黒、品川、といった誰もが知っているようなブランドを有している地域の物件は値段の崩れが少ないか、希少価値によって値段を維持するかもしれません。

また、どんなマンションでも部屋があまってくれば販売価格は当然下落します。下落すると顧客層も変わってくるでしょう。

比較的条件に良い高層階は高額で取引されるのが普通ですが、下層階が低所得になって雰囲気が変わってくると、それを嫌って高所得者の人間はそのマンション自体を避けるようになります。

そうなると構想から低層まで価格の下落が進んでいくので、タワーマンションだから将来安泰ということは無くなります。

これもひとつの予測

オリンピックまでの直近の予想やその後の流れを予測して書いてみましたが、これもまた確実とはいえません。なにしろ、将来のことは誰もわからないからです。

将来売却する予定でタワーマンションを購入するのは構いませんが、資産価値として予測するのはとても難しいと考えたほうが良いでしょう。

むしろ、「資産価値があるから絶対に買って損はない!」とか「絶対に下落するからやめておけ!}といった将来を断言するような専門家は信じてはいけません。将来のことなんてだれもわからないのですから。

もしマンションやタワーマンションを購入するのであれば、将来のことよりも自分がそこに住んでどうなるかということを考えましょう。家とは本来そういうものです。

仕事にいくのはどうか?安全に暮らせるか?地震がきても大丈夫?学校までの道のりは安全か?

資産価値ではなく家族にとってどんな価値、メリットをもたらしてくれるのか?が重要です。

将来の価値を案ずるあまり、今現在の生活や暮らしを犠牲にしないことが一番大切です。

 - マンション売却