賃貸中のマンションの一室を任意売却できる?住んでる人に迷惑がかからないように売却するにはどうする?

2017/07/06
どうしてもローンの返済ができないときには、マンションを手ばなさなくてはいけません。任意売却にかかってしまうのもしかたのないことです。
しかしその物件が賃貸用としていて、現に人(賃借人)が住んでいるときにはどうしたらいいのでしょうか?任意売却することはできるのでしょうか?
賃貸中のマンションでも任意売却は可能
結論から言ってしまえば賃貸中のマンションでも任意売却は可能です。
賃借人がいる旨をしっかりと告知して販売活動をすれば、なんの問題もなく任意売却することができます。
「できれば部屋を借りている人(賃借人)に迷惑をかけたくない…」
と考える貸主(部屋の所有者)のかたも多いと思いますが、任意売却なら借りて住んでいる人に迷惑をかけることもなく行えるんです。
しかし任意売却を渋って競売にながれてしまうと、そうもいってられない状況になってしまいます。
競売になると迷惑がかかってしまう
任意売却で話がまとまれば賃借人に迷惑がかかることはありません。
しかし競売にかかってしまうと問題がやっかいになってしまいます。賃借人は競売で落札した人(競落人)に権利を主張することができないからです。
賃借人がそこに住むことを強く望んでいても、法律上部屋を出て行かなければなりません。
ただしいきなり住まいを追われてしまうのはあまりに非道ですよね。そこで法律で一定期間そこに住める権利を保障していますが、その期間が過ぎればでていかなければいけません。
本来であれば売買と無関係の賃借人を巻き込むのは、あまり良い方法とはいえませんよね。
自分のためにも賃借人ののためにも任意売却は最善の方法なんです。
手が付けられない状態になるまえに
任意売却はスピード勝負になります。
ズルズルと悩んでいる間に、高く売却するチャンスを逃してし舞う可能性があります。
競売にかけられてしまえば、売却額も低くなりますし賃借人にも迷惑をかけることになってしまいます。
高く売ることができればローン返済にその分回すことができるので、今後の計画が圧倒的に楽になります。
手が付けられないギリギリの状態になる前に早めに専門家に相談するようにしましょう。
まとめ
賃借人が住んでいるマンションでも、任意売却をすることは可能です。
むしろ賃借人が住んでいたほうが賃料がすでに保証されている分、購入者希望者が早く見つかる可能性もあります。
任意売却にすることで賃借人の居住の保証もしてあげられますし、高く売ってローン返済分にたっぷりあてることもできます。
人に貸しているマンション部屋のローン返済が滞りそうであれば、早めに相談して対策するようにしましょう。