「自己破産の前に任意売却を」は正しいの?

悩む男性のクレイアート

      2016/05/28

自己破産の前の任意売却

ローンの支払いが厳しくなると、所有不動産の売却とは別に自己破産についても考えることがあります。

確かに自己破産を行えばすべてリセットして人生を再スタートできるので、ある意味では楽になれます。

だからと言って住宅ローン返済が苦しいからという理由だけでの自己破産はあまりお勧めできません。

自己破産にはメリットがありますが、デメリットもあります。

また不動産を所有した状態での自己破産ではデメリットが大きいんです。

自己破産を考えるにしても、所有している不動産を処分してから行ったほうががダメージが少なくてすむことがありますので、まずはデメリットをしってから行動に移すことをおすすめします。

自己破産のメリット、デメリット

自己破産のメリットはローンや借金が綺麗さっぱりなくなることです。金輪際債務を支払う必要はありません。

借金の金額が大きく、どうにもならないという場合には自己破産のメリットは大きいでしょう。しかし当然デメリットもあります。

もしデメリットがなければ、誰もが簡単に自己破産してしまいます。それではローン制度や金銭貸借をする人がいなくなって困ってしまいますよね。

自己破産にはさまざまなデメリットも存在します。所有している財産を失いますし、居住の自由、旅行の自由も制限されます。

信用情報に記録が残り、最低でも5~7年はクレジットカードやローンを組むことはできません。また、弁護士、司法書士など一定の職業に着けなくなります。

資産があると費用が高くなる

個人の自己破産を申し立てる場合、一般的に破産開始手続きと免責許可の申立をします。

しかし、破産開始手続きとは財産を処分して債権者に割り当てる清算作業のことです。しかし、処分できる財産が無い場合はこの破産開始手続きが必要ありません。

そこで財産が無い場合には破産開始手続き申し立てと同時に、手続の破産手続きの廃止を申し立てます。

同時に廃止の申し立てを行うので『同時廃止』と言われています。

財産があり破産開始手続きを行う場合、予納金などを含めて20万円前後の費用が発生します。しかし、同時廃止の場合では1,2万円前後の費用負担で済みます。

自己破産するなら売却後に

財産があると破産開始の手続きが行われ、管財人が選任されます。所有している不動産は管財人の管理下に置かれ、自分の意思で売却することができなくなってしまいます。

そしてその費用として20万円前後が必要となります。不動産を所有している状態だと余計な費用がかかってしまううえに、売却の自由も無くなってしまいます。

このようなことから、もし自己破産をする場合でも任意売却を行って不動産を処分してからの方が良いと考えられます。

必ずしも自己破産の必要はない

住宅ローン以外に借金があり、もう首が回らないといった状況なのであれば自己破産も視野に入れたほうが良いかもしれません。

しかし、住宅ローンだけに苦しめられているのであればまずは任意売却を考えてみてはいかがでしょうか。

自己破産を選択するかどうかはその人の自由ですが、任意売却して残債を圧縮することで生活がかなり楽になる可能性が高いです。

もちろんその人その人の状況によって対応は異なってきますが、自己破産のデメリットが多いのもまた事実です。

まずは任意売却を実行し、新たなライフプラン、フィナンシャルプランを組んで生活してみることをおすすめします。

自己破産や任意売却で悩んだら一度専門家に相談してみましょう。それぞれの債務内容、収入状況などによって対処方法が異なってきます。

専門家によるアドバイスを受けるだけでも、お金の苦しい悩みが少し軽くなります。どこの会社も相談無料が基本ですので気軽に相談してみましょう。

 - 任意売却