どうなるの?マンションの管理規約に違反したときの罰則は?

管理規約の写真

   

マンションにはかならず管理規約が定められています。

マンションをいつまでも安全で気持ちよく利用していくために必要不可欠な管理規約ですが、もし規約に違反するようなことがあったらどうなってしまうのでしょうか。

今回はマンションの管理規約に違反したらどうなるのか?ということについて書いていきたいと思います。

マンションの管理規約とは

マンションの管理規約とは、それぞれのマンションに定められている規約のことで、住民が常に暮らしやすい環境を維持するための指針となります。

規約には専有部分と共有部分の指定、管理費や修繕積立金の取り決め、管理組合の組織についてや業務についてといったふうに、スムーズにマンション管理ができるような項目が定められています。

本来マンションを購入するときにはじっくり読んでおきたいものですが、なかなか読むのも大変なのであまりじっくり読んだことがある人は少ないのではないでしょうか。

考え方としてはマンションを末永く利用できるように、みんなでお金を出し合い、そのお金を管理したり、必要であればメンテナンスを実行する組織についての定めをしている決まり事と覚えておくといいでしょう。

管理規約で定められている事項については、マンションの所有者だけでなく、その部屋を借りている者もしっかり守って生活をしていかなければなりませんので、部屋を賃貸にだすときにはそのマンションで決められていることをしっかり伝えるようにしましょう。

規約違反するとどうなる?

マンション管理規約といのは国や県、市などの役所がだしているものではなく、そのマンション内でさだめられたきまりです。

したがって、マンションによっては規約がなあなあになってしまっているところもあるかもしれません。

しかし、管理規約は法律ではないものの、区分所有法という法律のバックアップがあり、違反者には厳しい処置をすることが可能になっているんです。

国土交通省ではマンション管理規約のテンプレートのようなものをだしています。

多くのマンションはこのテンプレートをもとに、それぞれのマンション事情を加えて規約を作成しています。

その規約の66条では”違反者に対する処置”という項目があります。

このなかでは違反者に対して、『区分所有法57条から第60条までの規定に基づき必要な処置ができる』としています。

では、区分所有法57条から60条にはどんなことが描いてあるかというと…

違法行為を停止するように請求することや、使用禁止の請求、あまりに悪質な行為には所有権を競売にかける請求することも可能になっています。

また部屋を借りている人が規約に違反している場合には、部屋の引き渡し請求も可能になっています。

ちなみにこれらの行為は誰かが単独で請求できるのものではなく、集会の決議によって定期されることになります。

比較的新しいマンションで管理組合もしっかりしているところであれば、違反者に厳しく対応してくるでしょうから、定められた規約はきっちり守っていくようにしましょう。

故意に違反した訳でないなら

管理規約の内容をしらなかったために”ついうっかり違反してしまっていた”ということもあるでしょう。

そんなときでも規約違反者として、すぐに処分対象者となってしまうのでしょうか?

通常であれば”ある日いきなり規約違反者として集会の決議をとられ処分されてしまう”というようなことはありません。

その前に管理組合の代表者や理事などから「これこれこういう理由で管理規約違反ですから改善してください」という話が来るはずです。

そのような忠告があれば、すみやかに違反行為をやめて現状を改善すれば、よほど悪質な行為でないかぎり、問題になることはありません。

せっかく忠告をしてくれたにもかかわらず、その忠告を無視して違反行為を続け、他の住民の迷惑が継続されるようであれば、とうぜん処分の対象となり、集会での決議がされることでしょう。

悪気がなく”ついうっかり”違反してしまっていたのであれば、管理組合からの忠告にしたがって早急に問題行為をやめるようにしましょう。

まとめ

管理規約はマンションに定められている決まりで、そこに住んでいるすべての人が気持ちよく暮らせるように定めた規約です。

管理規約には住民がしなければいけないこと、してはいけないことなどが記載されています。それらを守ることで、管理が行き届いた住みやすいマンションとなります。

管理規約に違反した者に対しては、区分所有法に基づいて相当の請求をすることができます。

最悪の場合、区分所有権を競売にかけられたり、マンションから追い出されたりする可能性もあるので、管理規約をしっかり守ってみんなが気持ちよく暮らせるマンションづくりに協力していきましょう。

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